ひがし歯科

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SRP4回ずつと1日SRPとの違い

Two-visit rather than four-visit SRP preferred by patients

Rann, S., Holmlund, A., Rahm, V.: Clinical, Socioeconomic and Patient Outcomes of Intensive Versus Conventional Scaling and Root Planing in the Treatment of Periodontal Infection. Oral
Health and Prev Dent 6: 303-308, 2008.

伝統的にスケーリングとルートプレーニング(SRP)は、1週間おきに、1/4顎ごとに行われてきた。1週間ごと4回SRPと比べて、同日2回来院ですべてSRPする方法とは同じ臨床成績であった。どちらも利点欠点がある。

スエーデンの研究者が1/4ブロックごとのSRPと24時間以内に2回来院しての長時間SRPとを比較した。臨床成績に加えて、通院時間、仕事のロス、麻酔の必要性について、測定した。

1/4ブロックに少なくともPPDが5mm以上の歯が4本ある25人で調べた。ひとりの歯科衛生士がSRPをして、歯科医師が臨床検査をベースライン時と最後のSRPをしてから8週間後に行った。口腔衛生指導に加えて、患者は、5週間一日2回0.2%クロルヘキシジン含有の洗口剤を使うように指示された。

両方のグループともにPPD, 出血とも有意に減少していた。1/4ブロックごとのグループは、仕事を休んだ日付が多くて、通院時間も6時間かかっており、24時間以内にSRPを終了するグループは通院時間は2時間だった。1/4ブロックのグループの50%が麻酔が必要であったが、24時間以内にSRPを終了するグループは麻酔は17%だった。

治療の終わりに聞いてみると、全員のうちの60%が24時間以内にSRPを終了する方法を選んだ。16%が1/4ブロックごとのSRPを選び、残りはどちらも選ばなかった。24時間以内にSRPを終了してしまう方法が選ばれたのは、早く処置が終わることを望んでいるからで、仕事を休むのが少なくなるし、麻酔が必要な通院が減るからだ。
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忙しい時代ですから当然そちらを選びますね。
でも日本の健康保健制度ではできません。

2010-08-12 ハンドスケーラーと超音波スケーラーの比較 丸型と三角型のトゥースピック
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