ひがし歯科

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SRPはタイプ2糖尿病に効き目があります

糖尿病と歯周病はどんな関連がありますか?

糖尿病と歯周病は関連がある。コントロールされていない糖尿病は歯周病のリクスファクターであり、治療されていない歯周病があると、糖尿病をコントロールすることがより困難になる。この知見に基づくと、歯周病治療は、血糖値を下げるはずであるが、今までの研究ではその利点欠点が示されていない。

ギリシャのアテネ大学の研究者がタイプ2糖尿病と中等度歯周炎から重度歯周炎の患者60人のグループを6ヶ月観察した。患者は、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の時点で歯周病検査と血液検査(グリコシル化血色素)を測定された。

グループの半分がベースラインでSRPを受け、残り半分は研究の終わりの時点でSRPを受けた。全員が口腔衛生指導を受け、コントロールグループは歯肉縁上プラークの除去と歯肉縁上歯石の除去のみを受けた。

テストグループでは、BOPは38%減少し、コントロールグループはBOPは4%減少した。テストグループはコントロールグループと比較して、歯周病検査値は有意に減少した。

グリコシル化血色素のレベルは、コントロールグループではほんのわずかに減少したが、SRPを受けたグループでは有意に減少した。SRPグループでは0.72%減少したが、コントロールグループでは0.13%減少した。

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歯周病治療の第一の意義は、口腔の状態を改善することである。タイプ2糖尿病患者では、SRPは血糖値のコントロールによい影響を与える。2008年に日本歯周病学会から糖尿病患者の歯周病治療のガイドラインが出ています。ひがし歯科ではそれに基づいて歯周病治療を行っています。

Koromantzos, P., Makrilakis, K., Dereka, X., Katsilambros, N., Vrotsos, I., Madianos, P.: A Randomized, Controlled Trial on the Effect of Non-Surgical Periodontal Therapy in Patients with Type 2 Diabetes. Part I: Effect on Periodontal Status and Glycaemic Control. J Clin Perio 38: 142-147, 2011.

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