歯科医 東のウェブログ
歯間ブラシは偉い
歯間ブラシの話。
歯肉からの出血は、歯間部で検査され、歯科医院ではプローブを使う。患者さん自信では、断面が三角形のスティックを頬側から舌側に出し入れして4回使う。自分の歯肉の健康チェックをすることにより、フィードバックが得られ、歯間部のクリーニング方法が身に付く。
チューリッヒ大学の研究者が、歯肉出血とプラーク指数、歯肉炎指数を、プロービングと、歯間ブラシの使用で比較した。
被験者は、半年に1回歯科衛生士にメンテナンスを受けている継続患者64人。全員が少なくとも50%に歯肉腫脹があるが、4mm以上のポケットは認められない。
すべてのクアドラントを調べたが、半分はプローブを歯肉溝に2mm挿入し、残り半分は、歯間ブラシを1回だけ通した。隣り合うクアドラントは別の器具を使う。右上と左下または、左上と右下をセットにして無作為に割り当てた。プラークとブリーディングを記録した。
平均的なブリーディングスコアは、両方の器具で類似していた。プローブでは、47%で、歯間ブラシでは46%。
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サイズの合った歯間ブラシからは色んなことが分かる。
Hofer, D, Sahrmann, P., Attin, T., Schmidlin, P.: Comparison of Marginal Bleeding Using a Periodontal Probe or an Interdental Brush as Indicators of Gingivitis. Int J Dent Hyg 9:(3)211-215, 2010.
2013-08-02その他の記事
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