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学校のテストのストレスで歯肉炎は悪くなる?

Academic stress increases gingiva inflammation

Johannsen, A., Bjurshammar, N., Gustafsson, A., The Influence of Academic Stress on Gingival Inflammation.
Int J Dent Hygiene 8: 22-27, 2010.

ストレスは副腎皮質からのコルチゾールの放出を活性化させて、歯肉における前炎症反応のサイトカインを増加させることが示されてきた。スエーデンのカロリンスカ研究所の研究者が、実技とペーパーテスト両方の3週間の学校のテストを終了した20人の歯科衛生士学校の3年の学生の歯肉溝滲出液のサイトカインレベルと唾液中のコルチゾールを評価した。測定は試験終了後4週間かかった。学生はストレスを視覚的アナログ尺度で質問された。

驚くべきことに20人の学生のうち5人が喫煙者であったが、臨床的指標は喫煙者と非喫煙者は同じだった。
プラーク、歯肉炎、出血、プロービング値が試験前と比べると、悪かった。ストレスの視覚的アナログ尺度はテストの前より、テスト後のほうが高くて、コルチゾールレベルは、これらの所見と一致している。

歯肉溝滲出液が集められて、IL1, IL4, IL6,IL10が調べられた。テストの間、IL6, IL10が有意に増加した。過去の研究によればIL1はストレスで阻害され、それは、炎症の臨床的兆候があるにもかかわらず、IL1が同じだということに説明になっている。

これらのことから増加した歯肉の炎症は、免疫系でのストレスのせいか、またはストレスのかかった期間での口腔衛生への注意が散漫になるためのプラークの蓄積によるものかもしれない。
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まあこんな研究するひともいるんですね。
VAS Visual analog scales

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