歯科医 東のウェブログ
塗るタイプが口腔カンジダ症の第一選択薬
Topical drugs first choice for treating oral candidiasis
Martínez-Beneyto, Y., López-Jornet, P., Velandrino-Nicolás, A., Jornet-García, V.
: Use of Antifungal Agents for Oral Candidiasis: Results of a National Survey.
Int J Dent Hygiene 8: 47-52, 2010.
カンジダアルビカンスは義歯を装着している人や日和見感染や抗菌薬や免疫抑制剤を服用したひとのの口腔粘膜に多い。抗真菌薬は塗るタイプと服用タイプまたは併用がある。
スペインのマルシア大学の研究者がアンケートを開業医に送付して、口腔カンジダ症の経験の情報を集めた。スペインの22000人の歯科医の中の1134人をランダムに選んだ。840人から全項目の回答を受けた。74%と高い回収率だった。
アンケートは簡単で少ない質問、性別、開業年数、よくみるケースと口腔カンジダ症の治療に使う薬剤であった。さらに歯科大学出身なのか、医学部でトレーニングを受けたのかを質問した。スペインでは医学部から分離した歯科のトレーニングは1986年に始まったので。
回答者は等しく男女にわけられ、平均年齢が38歳だった。
1ヶ月の口腔カンジダ症の患者は
65% が0または1ケース
26%が2または3ケース
8%が4ケース以上だった。
70%が塗るタイプの抗真菌薬や処方していて、30%が服用タイプを処方していた。口腔カンジダ症の治療経験がいちばん豊富な男性の口腔外科医が服用タイプを多く処方していた。専門医に紹介するひとは10%だった。よく処方されている２つの塗るタイプの抗真菌薬は、ミコナゾールとナスタチンだった。クロルヘキシジンは45%が薦めていた。
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スペインでは口腔カンジダ症は塗るタイプが第一選択薬。
そういえば日本でも10年くらい前に、抗真菌薬が歯周病治療に効くとか流行った？けど。