歯科医 東のウェブログ
誤嚥性肺炎の予防方法
誤えん性肺炎の予防のために、歯科衛生士の指導が効果的です。
誤嚥性肺炎は高齢者や入院中の高齢者ににって重篤な疾患である。口腔の細菌バイオフィルムは呼吸器感染の原因にもなる。この感染の予防は適切な口腔ケアで予防可能である。不幸なことに、よい口腔衛生が必要なひとの多くが、毎日自分で歯を磨くしかない。
埼玉医科大学の研究者が歯科衛生士による歯のクリーニングと、看護師によるブラッシングとを比較した。被験者は40人ですべて大学病院の呼吸器科の入院患者である。すべての被験者は看護師に朝と晩のブラッシング方法とヨウ素の洗口剤の使い方を習った。半分の被験者が無作為に決められて、歯科衛生士が15分間の口腔衛生指導をして、2,3日に一度フォローアップにもやってきた。両方のグループとも入院は数週間であった。歯科衛生士が口腔衛生指導をしたグループは5日目で46%で、退院時で30%であった。
プラークスコアはベースラインでは同じだった。コントロールグループのプラークスコアは、5日目から退院日まで66%であった。
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入院中の患者さんに歯科衛生士が口腔衛生指導をするのは効果的です。
Sato, T., Abe, T., Ichikawa, M., Fukushima, Y., Nakamoto, N., Koshikiya, N., Kobayashi, A., Yoda, T.: A Randomized Controlled Trial Assessing the Effectiveness of Professional Oral Care by Dental Hygienists. Int J Dent Hygiene 6: 63-67, 2010.
RDHs Providing Oral Hygiene for Hospitalized Patients
2010-09-18