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緑茶の効能
緑茶は、虫歯にも歯周病にも効果的です。
緑茶にはフラボノイド(フェノール化合物)の一種のカテキンという生物活性化合物が含まれている。カテキンは抗炎症作用、抗齲蝕作用、抗酸化作用、抗菌作用がある。
エジプトのカイロのEL-Azhar大学の研究者が、緑茶抽出液で5分間口をゆすいだ効果を、唾液とプラークのpHレベルとS.mutans数で評価した。被験者は歯学部病院の25人の患者のサンプルをランダムに使用した。男性13人、女性12人で、21歳から46歳。被験者は臨床検査の後、唾液とプラークを採取された。ブリーディングスコアは、前歯部、小臼歯部の18ヶ所の隣接面にワックスなしのフロスを使ってカウントした。
プロトコールは数Step。10%スクロース溶液で2分間くちをゆすぐ。7分後、水でくちをゆすいだ跡に、プラークと唾液サンプル採取する。1時間後、被験者は、2%緑茶で5分間口をゆすいで、20分御、10%スクロース溶液で2分間口をゆすぐ。さらに7分後、プラークと唾液サンプルを採取する。
1回目にスクロース溶液で口をゆすいだ後は、pHは7から5になった。緑茶で口をゆすいだ跡は、pHは7から6.5になった。S.mutans数はスクロース溶液の後では増加し、緑茶の後では減少した。ブリーディングは緑茶の後で減少した。
Awadalla, H., Ragab, M., Bassuoni, M., Fayed, M., Abbas, M.: A Pilot Study of the Role of Green Tea Use on Oral Health. Int J Dent Hygiene 9: 110-116, 2011.
2011-09-02