歯科医 東のウェブログ
磨きにくいのは...右下
歯磨きしにくい部位は、どこですか?
ブラッシングのコツの話。
プラークコントロールの成績は、プラークスコアで比較した場合、どのような違いがあるのだろうか?
50%が、頬側、舌側、隣接面の繰り返しである。
被験者は中等度から重度の歯周病患者24人。最初にプラークスコアを記録した。
平均プラークスコアは、頬側が30%、舌側が40%、隣接面が80%であった。
口腔衛生指導には、ソフトタイプの歯ブラシと、フロスと使用可能な場所には歯間ブラシを使った。
スケーリングとルートプレーニングをクワドラントごとまたは1ブロックごとで行い、通常、少なくとも4週から6週の予約で行われた。治療後、プラークスコアを再度記録した。
頬側が15%で、舌側が20%で、隣接面が40%であり、それぞれ50%減少した。
頬側面の外科処置を行った後の部分はプラークスコアは同じだった。
舌側と隣接面は、プラークスコアはやや増加していた。
特に下顎右側の臼歯部の舌側面は、もっとも磨きにくい部分であった。
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歯ブラシではプラークを50%しか除去できません。右下の舌側がいちばん歯ブラシが届きにくい部分です。右下の舌側から磨くのがオススメです。
DeVore, C., Beck, F., Horton, J.: Plaque Score Changes Based Primarily on Patient Performance at Specific Time Intervals. J of Periodontology 61: 343, 1990.
2012-05-14その他の記事
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