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こどもの口呼吸は前傾姿勢
子供の猫背、前傾姿勢は要注意。
頭位が前傾であることは、口呼吸と関係する。なぜなら、咽頭が開き気味になり、口から吸気が入りやすくなるから。口呼吸は、高い頻度で鼻閉塞と扁桃腺肥大と関係している。口呼吸があると、腹式呼吸より上部胸部に集中する。口呼吸があると、鼻のフィルターを通らないので、アレルギー性鼻炎になりやすい。
ブラジルのカンピナス州立大学の研究者が、5歳の子供を対象に、306人の口呼吸グループとコントロールとして、124人の鼻呼吸グループを比較した。研究は大学病院で行われ、被験者は医科的、歯科的検査を受けて、内視鏡で、鼻閉塞を調べた。姿勢を調べた。
女性より男性の方が口呼吸が多かった。口呼吸グループの子供は、鼻呼吸グループと比べて、有意に鼻閉塞と扁桃腺肥大が多かった。さらにアレルギー性鼻炎の罹患率も高かった。狭い口蓋もより頻繁に認められた。肩を丸めた前傾姿勢は、鼻呼吸と比べて、口呼吸に有意に頻度が高かった。口呼吸は、症候群性のものであるように考えらえる。
Conti, P., Sakano, E., Ribeiro, M., Schivinski, C., Riberiro, J.: Assessment of the Body Posture of Mouth-Breathing Children and Adolescents. J Pediatr (Rio J) 87 (4):357-363, 2011.
2013-10-09その他の記事
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