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フッ素よりよい予防方法
フッ素は虫歯予防の第一選択ですが、ブラッシングだけの効果は?
5歳の子供を40歳まで追跡すると、むし歯はいつも増えてしまう。
年齢とともに虫歯の増加が低いひとは40%、中等度のひとは45%、虫歯の増加が高いひとは15%である。
いろいろなフッ素の応用方法があるにもかかわらず、虫歯はいまだ大きな問題である。
昔ながらの予防法で効果がある少数の集団もいて、虫歯がない。古典的な予防方法は、効果があるひともいるが、効果のないの人もいる。
デンマークの研究者が、単純なブラッシングの効果を調べた。子供たちは頻繁に歯科医院でプロフェッショナルブラッシングを受けた。ブラッシング以外は受けなかった。フッ素も使っていないし、シーラントもしていない。ブラッシングのみ。数年間コントロールと比較した。
ブラッシンググループは、コントロールと比較して、表面の虫歯が少なかった。歯科医院での時間は同じだった。
治療費に違いがあった。治療の方が費用がかかった。
Ekstrand, K., Christiansen, M.: Outcomes of a Non-operative Caries Treatment Programme for Children and Adolescents. Caries Res 39: 455-467, 2005.
2014-01-14その他の記事
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