歯科医 東のウェブログ
フッ素を使いましょう
フッ素の話。
フッ素はシートベルトと比較することができる。使うのは簡単で、誰にも必要なものである。必要な時にしていないと、大変な事故になる。
フッ素を利用するのは簡単で、水や塩やミルクなどの日用品として手に入る。
予防プログラムを評価すると、すべての成功したプログラムはなんらかの形でフッ素を利用している。
歯ブラシはプラーク除去よりフッ素を運ぶものとして重要であるといってもよい。
１日２回、1000ppmの濃度のフッ素入り歯磨剤を使うことは、高いレベルの科学的根拠がある。
食べ物や砂糖の消費に焦点をおかないのかというと、単一食品による実験では砂糖消費を減らすことができていないのだ。
スエーデンの研究者は、マルモ市の郊外の特定地区は、、５０以上の言語がつかわれているような移民が多い地区であると認識している。
おそらく教育の欠如や母国でのよくない歯科治療の経験のせいで、これらの家族は、無料で利用できる歯科ケアのを利用しなかったせいかもしれないが、この地区では、３歳の子供の８５％に虫歯があった。周辺地区では３０％である。
歯科医院を作り、はみがき指導施設をつくり、そこでは年４回、歯磨き指導と食べ物と歯の病気について教育した。子供たちは、フッ素入り歯磨剤とフッ素の錠剤を利用した。
３年後むし歯の率は有意に減少した。
Wennhall I, Mårtensson E-M, Sjunnesson I, Matsson L, Schröder U, Twetman S. Caries-preventive Effect of an Oral Health Program for Preschool Children in a Low Socioeconomic, Multicultural Area in Sweden: Results after One Year. Acta Odontol Scand. Jun;63(3):163-167, 2005.
2013-12-23