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インプラント周囲炎
インプラント周囲炎にエアーポリッシングとレーザーで対応する。
インプラント治療が一般的なものになったが、インプラント周囲炎の治療は難しい。
好意的に見て、インプラント埋入の成功率は約９５％である。インプラント埋入が増えると、インプラント周囲炎の発生率は増え、治療の機会も増える。インプラント表面性状とスレッドのため、細菌バイオフィルムの破壊は非常に難しい。
最近のコンセンサスレポートによれば、従来の非外科的療法は、インプラント周囲炎には効果がない。
Er:YAGレーザーの利用がかろうじてよい結果が出ている。
スエーデンのクリスチャンスタードのクリスチャンスタード大学の研究者が、EMSのグリシン粉末のエアーポリッシングとEMSの新型の歯肉縁下用のチップとKaVoのレーザー３ペリオレーザーを、２１人のインプラント周囲炎の患者を被験者にして、６ヶ月間比較した。被験者はソニーケアフレックスケアを渡され、口腔衛生指導を受けて、３ヶ月ごとにハブラシヘッドを交換した。
レーザーグループの２５％がPPDが平均1mm減少し、エアーポリッシンググループの３８％がPPDが平均1mm減少した。レーザーは４４％インプラント周囲炎を改善し、エアーポリッシングは４７％改善した。
レーザーもエアーポリッシングも重篤なインプラント周囲炎には効果を出せなかった部位があった。
Renvert, S., Lindahl, C., Jansaker, A., Persson, G.: Treatment of Perio-Implantitis Using an Er:YAG Laser or an Air-Abrasive Device: A Randomized Clinical Trial. J Clin Perio 38: 65- 73, 2011.
2014-01-28