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ソフトピックとは?
ソフトピックは試す価値があり?
歯肉炎は、歯間部の出血を伴うよくある感染症であり、多くの歯肉炎患者がフロスを使った方がよいといわれながら、やっていない。フロスより簡単に早く歯間部のクリーニングをするものが必要となっている。
数年前にサンスターバトラー社からフロスの代替品として、ソフトピックが発売された。
軟かい、ゴム製のチップは、フレキシブルで、歯間部に挿入しやすい。フロスは両手で使う必要があるが、ソフトピックは、片手でできる。頬側から出し入れするだけで、歯間部から細菌バイオフィルムを除去できる。
被験者は歯間ブラシを使用していないひと10人。ベースラインで検査を行った。定期受診して、ソフトピックをフロスの代わりに使うように指示された。
被験者は20歳から65歳、女性7人、男性3人。
被験者はソフトピックの使いかたを習って、使用後の出血の有無を記録するように指示された。
歯科衛生士が、メールと電話でフォローした。2週間後、10人中9人が、ソフトピック使用時に、出血がなくなった。
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これは、たいへん使いやすいです。通常の歯間ブラシよりは断然使いやすい。
ただし毛ではないので、除去率は劣りますが、使いにくくて使わなかったらゼロなので、歯間ブラシが苦手な人はソフトピックがいいですよ。
Przybos, A.: Is Reduction of Bleeding Possible When Using Soft Picks? OHU Action Research 12A-13, 2014.
2014-09-07その他の記事
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