ひがし歯科

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内視鏡の利用

内視鏡を使って歯石取りする話。

SRPのゴールは、炎症の原因の沈着物を除去することである。
歯肉縁下の歯石除去は、一般的には歯科衛生士が、直視ではなく手指感覚で行う。歯周外科のときだけが、直視できる。歯肉縁下の歯石除去は、たいへん困難であるということは、いままでも指摘されている。
歯周組織用内視鏡を使うと、歯石は滑沢で、小さいことがわかった。

ミネソタ大学の研究者が、歯肉縁下の歯石除去をブラインドと内視鏡で比較した。
被験者は中等度歯周炎のひと26人。スプリットマウスデザインに従い、1つのクアドラントをハンドスケーラーと超音波スケーラーで行い、2つめのクアドラントはさらに内視鏡を利用した。

被験者は6週から8週で検査を受け、3ヶ月後に再検査を受けた。コントロールと比較して、内視鏡グループは、GIスコアが有意に減少した。BOPも同様に内視鏡グループが、有意に減少した。PPDは両グループとも減少した。内視鏡グループが1.74mm減少。コントロールが1.56mm減少。

Blue, C., Lenton, P., Lunos, S., Poppe, K., Osborn, J.: A Pilot Study Comparing the Outcomes of Scaling/Root Planing With and Without Perioscope Technology.

2014-10-10 内視鏡の話2 歯間ブラシはストレート型がよい
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