ひがし歯科

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歯間部のクリーニングの価値

The value of interproximal cleaning

Salvi, G., Chiesa, A., Kianpur, P., Attström, R., Schmidlin, K., Zwahlen, M., Lang, N.:
Clinical Effects of Interdental Cleansing on Supragingival Biofilm Formation and Development of Experimental Gingivitis. Oral Health Prev Dent 7: 383-391, 2009.

何年もに渡る実験的な歯肉炎の研究で、歯肉炎を起こすプラークの蓄積は、遠心頬側面と舌側面の臼歯の歯間部で多いというエビデンスが得られている。普通の口腔衛生状態に戻ると歯肉炎はよくなる。スイスのベルン大学の研究者が、プラークをブラッシングとフロッシングで除去することと歯肉炎のレベルとを比較する実験的な歯肉炎の研究をデザインした。

8人の学部の学生からなる4つのグループが研究に参加した。テストグループは、一日2回コルゲートトータルでブラッシングをして、一日2回J&Jのワックスなしのフロスでフロッシングした。第4番目のグループはコントロールで水だけでで口をゆすいだ。

ベースラインではプラークと歯肉炎のスコアはすべてのグループでゼロだった。21日後、水で口をゆすいでいるコントロールグループは、高いプラークスコアと歯肉炎スコアを記録した。ブラッシングは、フロッシングより多くのプラークを除去できたし、ワックスナシのフロスより、ワックスありのフロスの方が多くプラークを除去できた。ブラッシングだけではすべてのプラークを除去できなかったし、歯肉炎を予防できなかった。

このグループはプラークレベルは低かったにもかかわらず、臼歯の隣接面における歯肉炎のスコアは、ブラッシングでは低くて、ワックスナシのフロスでは少し高くて、ワックスありのフロスでは高かった。
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ブラッシングだけでは隣接面の歯肉炎を予防できないだろう。歯間部のクリーニングとブラッシングは、理想的なお口の健康を維持するために必要だ。

2010-05-19 インプラントの外科処置の論文リスト 歯周組織の治癒の化学的マーカー
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