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再接着した歯冠-歯根破折
Crown-root fractures reattached with adhesives
Eichelsbacher, F., Denner, W., Klaiber, B., Schlagenhauf, U.: Periodontal Status of Teeth with Crown-Root Fractures: Results After Adhesive Fragment Reattachment. J Clin Perio 36: 905-911, 2009.
歯冠-歯根破折は乳歯では2%に起こり、永久歯では5%に起きている。転倒や殴られたり、スポーツ、自転車、車の事故で。信頼できる治療方法は、補綴物のマージンは、バイオロジックウィズを侵さないように、骨から3mmがベストであり、歯槽骨から少なくとも2mm離す必要がある。
新しいコンポジットレジンと接着システムを使えば、いまは割れた歯の破片を再接着することができる。ドイツのWuerzburg大学の研究者が11歳から78歳までの18人の患者さんで救急で観察された20本の歯冠-歯根破折の結果を評価した。破折のうち4本が大臼歯で7本が小臼歯で、2本が犬歯で、7本がが切歯だった。破折線はすべて、歯槽骨から1mm以内に達していた。破折が歯髄腔に近くて続いて歯内療法治療が必要だった歯が5本あった。歯内療法治療の既往がある歯が3本あった。
フラップ手術をして破折部位にアスセスした。0.5mm弱、骨削除した歯が6本あった。治療は
30秒のエッチング(Ultradent UltraEtch)
ボンディングOptibond FL from KerrHawe
フローレジンTetric flow by Ivoclar Vivadent
光照射はLEDタイプ光照射器(Elipar FreeLight 2 from 3M ESPE
余剰分をきれいに取り除いて、患者は10日間ブラッシングを避けるように指導され、かわりに0.2%のクロルヘキシジン洗口液を一日2回するように指導された。
2年後、歯周組織は健康を維持していた。2本が新たな事故で再破折した。