ひがし歯科

ひがし歯科への診療予約は06-4809-0008まで。月曜日~金曜日は9時~20時まで受け付けております(土曜日は13時まで、日祝は休診です)。

歯科医 東のウェブログ

歯肉縁下のデブライドメント

エアーポリッシング

歯周病患者は歯肉縁下の細菌叢をコントロールするためにメンテナンスに来院する。通常、キュレットまたは超音波スケーラーを使用する。グリシン粉末を使用したエアーポリッシャーで歯肉縁下にアプローチする新しい方法がある。

スエーデンのイェーテボリ大学の研究者が超音波スケーラーと、グリシン粉末のポリッシャーを歯肉縁下のクリーニングで比較した。被験者は、異なるクアドラントで5-8mmのEPPが2ヶ所以上あるメンテナンス患者で、期間は2ヶ月。コントロールは、EMS Piezon Masterというピエゾ型のスケーラーで、75%の出力で注水しながら使用した。テストグループは、新しいEMS Air-Flowというエアーポリッシャーで、グリシン粉末をしようした。

細菌サンプル採取は、治療前、治療直後、2日後、14日後に行った。歯周病検査を治療前、14日後、60日後に行った。被験者は20人で、1クアドラントをエアポリッシャーで行い、別の1クアドラントを超音波スケーラーで行った。

両グループとも治療直後、2日後で歯肉縁下の細菌が有意に減少した。14日後に、歯肉縁下の細菌はベースラインに戻った。

EPPとBOPは両グループとも有意に減少した。快適さを質問すると、エアポリッシャーの方が超音波スケーラーより快適ということだった。

Wennström, J., Dahlén, G., Ramberg, P.: Subgingival Debridement of Periodontal Pockets by Air Polishing in Comparison with Ultrasonic Instrumentation during Maintenance Therapy. J Perio 38: 820-827, 2011.

2011-11-20 歯周病と抗菌薬 歯肉縁下用の新型チップ
新着情報ここまで