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外科処置と非外科処置
外科処置MISTと非外科処置
MIST(Minimally invasive treatment)は深いポケットにアスセスするために、減張切開をせずにフラップ飜転を行う方法である。
ブラジルのピラシカバのカンピナス大学の研究者が、骨内欠損において、MISTと非外科の治療法を比較した。患者は初期治療と口腔衛生指導を受けた。骨内欠損が残存して6ヶ月後に、2つの治療法をランダムに割り当てた。29人がマイクロスコープとマイクロサージェリーの治療を受けた。14人が外科処置で、15人が非外科処置であった。メンテナンスは3ヶ月から6ヶ月で行われ、27人が6ヶ月間の研究期間を完了した。
非外科処置はパワースケーラーとハンドスケーラーで行われた。MISTは縦切開と最小限の全層弁の剥離が含まれる。直視化で歯石をパワースケーラーとハンドスケーラーで除去した。フラップを戻して縫合した。痛み、不快さや治療結果についてアンケートを受けた。
2つの治療法で臨床的な差は認められなかった。口腔衛生状態はとてもよくプラークレベルは10%であった。PPDの減少は3mm以上で、アタッチメントゲインは3mmいじょうであった。唯一有意差があったのは、治療時間であり、非外科処置は30分だったが、外科処置は60分であった。患者はほとんど不快感を感じず、結果に満足している。
Ribeiro, F., Casarin, R., Palma, M., Júnior, F., Sallum, E., Casati, M.: Clinical and Patient-Centered
Outcomes After Minimally Invasive Non-Surgical or Surgical Approaches for the Treatment of Intrabony Defects: A Randomized Clinical Trial. J Perio 82: 1256-1266, 2011.