ひがし歯科

口腔疾患と全身疾患。わざわざわける必要はないですね。

最近は、口腔の健康と全身の健康との関連に焦点を当てたテーマを避けることは難しい。歯周病と、糖尿病、心臓血管疾患との関係が指摘されているにもかかわらず、歯科医が医師や世間を説得することは難しい。口腔と身体の他の部分との関連から研究が始まった。最近、口腔と全身の健康のための協会が設立されいる。いつまで口腔と全身のそれ以外を分離して考え続けるのだろうか。口腔の健康は実際には、全身の健康である。

カナダのウィニペグのマニトバ大学の二人の教授が、口腔の健康は全身の健康の一部分として認識されるべきで、分離されるべきではないので、用語を変更するべきであると提案した。「口腔と全身」というような意図的に口腔と残りの身体の部分とを分離する用語よりも、「口腔の健康」、「健康全般」や「口腔、非口腔」の用語を使うほうがよい。例として、内科医は糖尿病をすい臓の内分泌疾患として議論しないで、すい臓と全身の健康として考えるということを提案している。

くちは身体の一部であるから、身体の他の部分に影響する口腔疾患は、実際、全身疾患であり、全身疾患の影響による口腔の症状ではない。口腔の健康と健康全般について患者や医療関係者と議論するときには、口腔だけを分離することを避けるために、賢く言葉を選ばなければならない。

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Nogueira-Filho, G., Tenenbaum, H.: So Why Do We Call It the Oral- Systemic Health Connection? J Can Dent Assoc 77: B36, 2011.

2012-02-13

• 全身疾患と歯周病

糖尿病と歯科 歯周病専門医への紹介に影響する要素