ひがし歯科

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虫歯と遺伝子マーカー

虫歯になりやすいかどうかを遺伝子マーカーで調べてみる。

遺伝因子は、齲蝕のリスクの40%から65%であると言われている。

デフェンシンは先天性免疫反応の要素であり、病原菌に対して広い抗菌スペクトルをもつ。
ベータディフェンシン1(DEFB1)は、T-cellと獲得免疫系の樹枝状細胞のケモアトラクタント(化学誘引物質)である。DEFB1の遺伝子マーカーを評価した研究者によれば、DEFB1で齲蝕になりやすいかどうかを予測できるかもしれない。

ピッツバーグ大学の研究者が、296人の唾液サンプルを評価した。DEFB1遺伝子の3つの多型性が研究された。

DEFB1 G-20A多形が存在すると、齲蝕レベルが、5倍増加する。
DEFB1 G-52Aが存在すると、齲蝕の割合は2倍となる。これらは重要な遺伝子マーカーである。

DEFB1は第8染色体上に存在しており、他の研究によれば、齲蝕の増加につながらるシグナルが見つかっている。遺伝子上のこれらの多型変異体が、重要なリスク情報を提供している。

Lamster, I., Lalla, E., Borgnakke, W., Taylor, G.: The Relationship Between Oral Health and Diabetes Mellitus. J Am Dent Assoc 139: Suppl 5, 19S-24S, 2008.

2012-03-19 遺伝子検査で子供の虫歯予想 歯周病と根面の虫歯
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