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歯周病メンテナンスとレーザー
メンテナンスにレーザーも使えます。
SPCは歯周組織の健康を維持するために欠くことができない。SPCのゴールは、歯周病の進行を停止させること、歯の喪失を予防または減少させること、口腔癌や他の口腔内の疾患を初期に発見することである。SPC時の機械的なインストルメンテーションは、ハンドインストルメントや超音波機器や両者の組み合わせによって行われる。
Er:YAGレーザーは、機械的インストルメンテイションの代替物として設計された。
ドイツの研究者が、4つのドイツの大学の研究施設でマルチセンターリサーチ研究を行った。
この研究は、被験者が78人の非喫煙者の患者で、26週後に58人が終了した。
SPCアポイントの間に機械的なインストルメンテイションとEr:YAGレーザーとを比較して、臨床的および微生物学的な結果を測定した。
被験者はそれぞれ、PPD5mm以上でBOP+の単根歯を同顎に2本保持している。臨床的および微生物学的検査をベースライン、13週、26週で行った。完全な歯周組織の掻爬の後に、始めた。
1本は、KaVoのキーレーザーを使用し、もう1本はKaVoのエアースケーラーを使用してプラークバイオフィルムを除去した。治療時間は1歯面あたり20秒に設定し、1歯あたり最大で2分とした。
13週目と26週目とも、PPDとアタッチメントレベルとBOPに有意差は認められなかった。
ベースラインでのアタッチメントレベルが9mmで、26週後では、レーザーグループが7.5mm、スケーラーグループが8mmであった。歯石除去の後のメンテナンスでは、レーザーでも超音波スケーラーでも同じ結果のようです。
Ratka-Krüger, P., Mahl, D., Deimling, D., Mönting, J., Jackmann, I., Al-Machot, E., Sculean, A., Berakdar, M., Jervøe-Storm, P., Braun, A.: Er:YAG Laser Treatment in Supportive Periodontal Therapy. J Clin Perio 39:483-489, 2012.
2012-07-22