ひがし歯科

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歯科医 東のウェブログ

知覚過敏

象牙質知覚過敏症の話。

歯根表面の象牙質知覚過敏症は、患者が歯科衛生士に治療して欲しいという悩みである。

家で患者自身が使う製品もあるし、歯科医院で使う製品もある。
色々なものが利用できるが、誰にでも効くものはまだない。効果が出るまでに時間がかかるものもあるし、光照射が必要なものもある。歯科医師、歯科衛生士は、使いやすくて、すぐに症状を軽減することができる製品を探している。

この研究では、フッ素バーニッシュと知覚過敏用薬を同じ口腔内で分けて使用して比較した。
被験者は左右とも知覚過敏のあるひとで、片側をフッ素バーニッシュして、残りを知覚過敏薬を塗布した。
サンスターGUM Rapid FluorideバーニッシュとサンスターGUM Protectを使用した。

Protectは、前処置として、酸による処理を行いバイオフィルムを除去し、象牙細管を露出させ、Protect液が到達するようにする。歯科医師が知覚過敏部位への温刺激、冷刺激、接触刺激を調べた。
被験者のほとんどが、温刺激、接触刺激より、冷刺激に敏感だった。痛みの程度を1から10に分けて答えてもらった。プラークとの相関は認められなかった。

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象牙質知覚過敏症には、診療室での薬は、ナノシールというものが非常に効果があります。
ただしプラークと相関が認められないということで、咬み合わせの状態を調べてそちらの対策をすることが効果的なようです。

Thaw, M.: Reducing Dentin Hypersensitivity with the Application of Fluoride Varnish or Protect. OHU Action Research 7A-13, 2013.

2014-05-05 フロスの代替品 定期検診の頻度と歯周病の関係
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