歯科医 東のウェブログ
フロスの代替品
フロスの代替品の話。
フロスは1875年(明治8年)から販売されているが、70%のひとが毎日フロスを使う大切さが分かっていない、つまり毎日使用していない。にもかかわらず、歯科衛生士は、フロスを使ってください!もっとフロスの回数を増やしましょう!と何度もいう。
フロスと同じくらい効果があって使い方が簡単なものが登場してきている。
アンケートを行った。フロスを使っていない患者15人。使っていない理由は、痛みが8人。使いにくいが3人。フロスが家にないが2人、時間がないが2人。
フロスを使っている17人については、フロスの代替品について質問した。17人全員が、お店での商品のディスプレイが脅迫的であると感じている。11人が、フロスの代替品を目にしたことがある。驚くべきことに、6人が販売会社からフロスの代替品について聞いたことがあった。
従来のフロスの使い方の説明はせずに、フロスをつかっていないひとに、フロスの代替品について説明している。
説明を受けた人は、フロスの代替品があるということに驚き、もっと知りたいと言った。
説明されたフロスの代替品は、サンスターバトラーのSoft Pickやウオーターフロス。フィリップスのエアーフロス。
2週間後、フロスの代替品を購入したのかどうかを電話で確認した。
ソフトピックがもっとも購入して使われていた。ウオーターフロスを使おうと思ったひとはいたが、購入までは至らなかった。
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フロスは使うのが難しいというより、小さい頃からの習慣になっていないのが一番の原因かも。
ライオンのウルトラフロスがお薦めですよ。
Macron, A.: Are Patients Receptive to Flossing Alternatives? OHU Action Research 7A-13, 2013.
2014-05-06