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歯の間のクリーニングはお薦めです
歯の間を磨きましょう
歯ブラシも歯磨き粉も虫歯と歯周病が始まる歯と歯の間の表面に届かない。歯間部のクリーニングの代表的な器具ははフロス、ツースピック、歯間ブラシで、それぞれいろんな種類がある。フッ素を歯間部まで届かせるには、フロスを含んだツースピック、フロスがある。スエーデンのGothenburg大学の研究者が3つの研究をした。臨床医と患者にアンケートをして、患者自身が行う歯間部のプラークの除去の臨床的に効果について調べた。
アンケートを歯科医師500人と歯科衛生士500人に送付して、800人から返答があった。1000人の患者がスエーデンの南西部の地域から集められアンケートに答えた。グループは平等に男女、年齢グループにわけられた。隣接面のプラーク除去の臨床的な評価はランダムに選んだ患者で行った。20人がフロスを使用、20人がツースピック、20人が歯間ブラシを使用していた。
歯科衛生士は、歯科医師より歯間部のクリーニングの器具を説明して薦めていた。フロスは若い人に推奨され、歯間ブラシは中年以降に薦められた。患者アンケートでは、1日2回ブラッシングをしていて、15歳から20歳のグループの57%が歯間部のクリーニングを毎日している、21歳から60歳のグループは76%で、60歳以上のグループは81%が歯間部のクリーニングをしていた。
歯間ブラシは歯間部のプラークを除去するのに、ツースピック(75%)、フロス(73%)と比較してより効率的であった(83%)。
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歯間部のクリーニングをは非常に重要です。歯科医院でお口に合ったもの調べてもらいましょう。
Särner, B., Birkhed, D., Andersson, P., Lingström, P.: Recommendations by Dental Staff and Use of Toothpicks, Dental Floss and Interdental Brushes for Approximal Cleaning in an Adult Swedish
Population.Oral Health Prev Dent 8: 185-194, 2010.