ひがし歯科

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ビタミンB12はアフタを予防するのか?

口中炎ができやすいひとの対策

再発性アフタ性口内炎(RAS)はよくみられるもので、ふつうの口腔粘膜病変である。罹患率は女性では50%で、男性では40%と幅広い。病変は中心部が壊死していて、小さな卵形をしており、境界は炎症性で赤色である。病変部は、特に食事やはみがき時に痛む。RASは年配者より、若者に多くみられる。この違いは、食事のせいかもしれない。若者は年配者より栄養のバランスがかけている傾向にある。

コネチカット大学の研究者が、過去にRASの経験が少なくとも3回はあるひと100人を対象にして、食事摂取を分析した。所見はアメリカ合衆国国民健康栄養調査での、同じ年齢、性別のデータと比較された。所持摂取は、ダイエットカルクという。食事摂取データー中の特定の栄養素を計算するソフトウエアで評価した。これにより、2つのグループでの毎日の栄養素の比較が可能になった。

ビタミンA、B6, C, B12, E, チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸の9種類の栄養素が比較された。RASグループの人は、9つの栄養素のうち7つが、コントロールより高かった。2つの栄養素B12と葉酸だけが低かった。このことは、ビタミンB12の必要摂取量の7%であることと、葉酸の必要摂取量の20%であることと相関がある。しかしどのくらいの量のビタミン不足が、RASに影響するのかは分かっていない。
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B12や葉酸を含んだサプリがいろいろ発売されているので、効き目があるかもしれないです。

Kozlak, S., Walsh, S., Lalla, R.: Reduced Dietary Intake of Vitamin B12 and Folate in Patients with
Recurrent Aphthous Stomatitis. J Oral Pathol Med 39: 420-423, 2010.

2011-01-06 SRP後の全身の炎症マーカー 虫歯と歯周病は同時に見つかる?
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