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CRPは肝臓以外でも産生されるのか?
血液検査で歯周病がわかる?
歯周病は、他の全身疾患と同じく、血清と歯肉溝滲出液中で測定された高いCRPレベルと関連している。歯周病を治療するとCRPレベルが減少する。
CRPは炎症や組織壊死に応答して肝臓で産生される。少しCRPレベルが上がっても、身体のどこかえ組織が障害が進行しているという証拠になる。最近の研究によれば、CRPは肝細胞以外でも少量賛成されているということが示されている。このことに基づいて、南オーストラリアのアデレード大学の研究者が、CRPが肝臓から産生されるのと同様に、歯肉や歯周組織からも産生されるかもしれないと考えた。
もしCRPが歯肉組織で合成されるなら、mRNAのサインが組織サンプルに出現するはずである。
歯周外科中の患者と歯周組織が健全で歯冠延長術中の患者と抜歯前に生検に同意した患者から組織サンプルが採取された。歯肉溝滲出液サンプルも採取され分析された。
組織サンプルが歯周病患者46人と歯周組織が健康な患者13人から採取された。歯周病患者の歯肉溝滲出液は、歯周組織が健全なひとの2倍であった。PCRにより、CRPが歯肉組織で産生されたかどうかを調べた。組織サンプルでは、mRNAは認められなかった。著者は歯肉溝滲出液で測定したCRPは、全身の炎症、つまり歯周病または身体のどこかの炎症を示しているとしか言えないと結論づけている。
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Megson, E., Fitzsimmons, T., Dharmapatni, K., Bartold, M.: C- Reactive Protein in Gingival Crevicular Fluid May be Indicative of Systemic Inflammation. J Clin Perio 37: 797-804, 2010.
2011-01-15