歯科医 東のウェブログ
キシリトールと歯周病
キシリトールは虫歯予防だけではありません。
キシリトールといえば、虫歯予防?と考えますが、歯周病にも効くという話。
バイオフィルム形成の最初の段階は、歯面において、唾液タンパク質と酵素の層が形成される。
酵素は、グルコシルトランスフェラーゼとフククトシルトランスフェラーゼである。細菌が接着し、マイクロコロニーを形成し、急増し続ける。虫歯と歯周病に関連するバイオフィルムは、コントロールするのが困難である。化学的にバイオフィルムをコントロールする方法は、浮遊性のバイオフィルムには固定されているバイオフィルムに対してほど効果的ではない。研究者が、歯の表面に細菌コロニー形成を防ぐ抗接着活性物質を調べた。キシリトールはストレプトコッカスミュータンスの成長と産性を阻害する非齲蝕原性の甘味料として期待できる材料と考えられている。
フランスのヴィクトル=セガレン・ボルドー大学の研究者が研究室でのバイオフィルムの培養でのキシリトールと生理食塩水の効果を比較した。
虫歯と歯周病の両方に関連する細菌がバイオフィルム中で増殖した。
細菌には以下ものものが含まれていた。ストレプトコッカスミュータンス、Sソブリヌス、Lラムノサス、Aビスコサス、Pジンジバリス、フゾバクテリウムヌクレアーツム。
嫌気性培養の前に、3つの治療グループとコントロールにわけた。
1)1%キシリトール
2)3%キシリトール
3)生食
4)コントロール
生食グループはバイオフィルムの厚さと、細菌の成長において、コントロールと類似していた。
キシリトール処理されたバイオフィルムは凝集能を欠き、4種の細菌は歯面を全く覆っていなかった。他の2種類の細菌は有意に減少した。
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キシリトールは虫歯にも歯周病にも有効です。
Badet, C., Furiga, A., Thébaud, N.: Effect of Xylitol on an In Vitro Model of Oral Biofilm. Oral Health and Preventive Dent 6: 337-341, 2008.
2012-09-05