ひがし歯科

ひがし歯科への診療予約は06-4809-0008まで。月曜日~金曜日は9時~20時まで受け付けております(土曜日は13時まで、日祝は休診です)。

歯科医 東のウェブログ

妊娠中でも歯周病治療は安全

妊娠中に歯科の治療を受けても大丈夫ですか?

多くの研究により、歯周病と早産、低出生体重児との関係が分かっているが、直接の原因や効果は明らかにされていない。そのような研究は、長期間かかり、費用もかかり、実施するのが難しい。障害のひとつが、歯周病の妊婦を、コントロールとしての歯周病治療を受けていない妊婦にランダムに振り分ける事である。倫理委員会の承認がおりない。

ブラジルのFeira de Santana State大学の研究者が、コントロールグループの割り当てを避けるように研究デザインを改定した。治療されていない歯周病の妊婦のグループは出産後に確定した。出産7日後に、歯周病検査を行い、歯周病のひとをコントロールにした。出生時体重が測定された。

歯周病的に健康な妊婦と歯周病の妊婦がテストグループとした。歯周病のひとはSRPを受けて、妊娠中に毎月SRPに来院してもらった。健康なひとも毎月予防メンテナンスに来院してもらった。

低出生体重児の割合は、歯周病治療を受けた人、健康な人、共に11%であった。このグループは早産、低出生体重児の他のリスクも高かったのだけれど、歯周病治療を受けていないの2倍であった。

この研究では、歯周病治療は、早産、低出生体重児の予防のためには、利点を示さなかったが、歯周病治療は妊婦には安全であるということは確認された。

Gomes-Filho, I., Cruz, S., Costa, M., Passos, J., Cerqueira, E., Sampaio, F., Pereira, E., Miranda, L.: Periodontal Therapy and Low Birth Weight: Preliminary Results from an Alternative Methodologic Strategy. J Perio 81:1725-1733, 2010.

2011-02-21 妊娠中に予防歯科の知識をつける 看護師と歯周病
新着情報ここまで